【賞金最大30万円!】実務直結型のLLMコンペティション開催レポート

【賞金最大30万円!】実務直結型のLLMコンペティション開催レポート

2025年12月から2026年1月にかけて、リヴァンプの出資先である Nishika株式会社 と共同開催した「実践型LLMコンペティション」

約100名の大学生・大学院生が参加し、なんと投稿件数は660件超!アクティブに精度を競い合った戦いもついに決着がつき、入賞者(1~10位)が一堂に会する表彰式が、2026年2月に行われました。

ハイレベルなプレゼン、予想外の回答が飛び出したインタビュー、そしてCAIO(Chief AI Officer)安藤が語るAIの未来。入賞者の声も交えながら、当日の様子をレポートします。

コンペティションについて

本コンペティションは、LLM技術の急速な発展を背景に、AI活用による業務改革を推進するリヴァンプと、高精度なAIモデル開発を手がけるNishikaが共同で開催しました。
大学生・大学院生の皆さんに、「実務に近いテーマ × 最先端技術」に触れていただくことを目的に、以下のタスクを設定しました。

【タスク】
LLMによる「商品PR文」の自動生成
大手小売メーカーの商品画像と商品名をもとに、消費者の購買意欲を高める魅力的なPR文を生成するタスクです。

【背景と社会的意義】
現場の「膨大な負担」をAIで解決する
小売業界では、毎週のように膨大な数の新商品が登場します。これまでは、その一品一品に対する商品説明文の作成、多言語翻訳、検品、権利チェック、EC登録といった業務のすべてを人手に頼っており、現場にとって極めて大きな負担となっていました。

リヴァンプでは、この領域にAIを導入することで、単なる自動化にとどまらず、各国の文化や市場特性に合わせた表現の最適化まで支援しています。PR文作成の効率化は、現場の負担を劇的に軽減するだけでなく、マーケティング精度を高め、事業成長のスピードを加速させる「社会的意義の非常に高い業務変革」です。

【難易度と評価の分かれ道】
今回のポイントは、単なるスペック説明ではなく「人間が書いたような、心に刺さる売り出し文句」を生成できるかどうか。
単に高性能なモデルを使うだけでは勝てません。参加者それぞれの創意工夫や、「技術とビジネスをどう繋ぐか」という思考の深さが結果を大きく左右しました。

表彰式最大の盛り上がり。1位入賞者への「白熱した質疑応答」

表彰式の中でも、特に白熱したのは、見事1位に輝いた入賞者のプレゼンテーションとその後の質疑応答タイムでした。
入賞者から、技術的な深掘りや実務への転用を見据えた質問が次々と飛び出し、「表彰式一番の盛り上がり」となりました。

「ここまでしっかり資料を作り込み、皆さんから多くの質問をいただける機会は滅多になかったので、非常にやりがいを感じました。自分の取り組みをこれほど深く掘り下げてもらえたことで、モチベーションも一気に上がりましたし、何より楽しかったです。自分なりに『やり切れたのか』という不安もありましたが、この質疑応答を通じて、十分に挑戦できたなと思いました。」(1位入賞学生)

現場若手社員も驚いた「未経験者」の躍進

今回のコンペでは専門的に学んでいる学生だけでなく、「LLM未経験」で参加し、短期間でキャッチアップして入賞を果たした学生も。
共同開催のNishikaからも「プロの視点から見ても参考にしたい回答があった」と感心の声が上がるほど、そのレベルは拮抗していました。
現場でプロダクト開発を行う若手社員からは、「全体的に、提出されたアルゴリズムの論理構成は非常に高度だった。特に機械学習領域の未経験者が入賞までこぎつける学習スピードと実装力には、とても驚き感心しました」と、学生たちのポテンシャルの高さに圧倒される声が挙がっていました。

参加学生インタビュー

入賞者の皆さんに、取り組みの裏側をインタビューしました。そこで見えてきたのは、非常にストイックな姿勢と、技術に対する純粋な情熱でした。

【60回に及ぶ、圧倒的なトライ&エラー】
「期間中に約60回テストと提出を繰り返しました。1日15回の上限回数を毎日使い切るペースです。実務に近いデータだったので、『こうすればもっと良くなるはず』という仮説検証を繰り返しました。」(入賞学生)
検証に時間がかかるLLMタスクにおいて、上限まで提出を続ける粘り強さは圧巻。この圧倒的な「打席数」が、入賞への決め手となりました。

【「10位までの入賞圏内」と「最大30万円」が火をつけた】
今回のコンペの特徴は、1位だけでなく10位までという幅広い入賞チャンスと、最大30万円というリヴァンプ初の高額賞金

▼入賞学生の声
「10位まで入賞のチャンスがあると聞いて、これなら自分も挑戦できるかも!と参加のハードルが下がりました。」
「最大30万円という賞金額も、就活や研究で忙しくアルバイトが減っていた時期だったので、大きなモチベーションになりました(笑)」

【インタビュアーも思わず感心…!賞金の使い道は…】
「賞金を使って旅行や美味しいものを食べに行くのかな?」と思いきや、返ってきた回答の多くは意外なものでした。

「賞金はGoogle Colabの利用料や、より高速なGPUの確保に充てたいです」
遊びに使うのではなく、「次の開発のための投資に充てたい」という回答が続出。
さらなる高みを目指すストイックな姿勢に、話を聞いたインタビュアー自身も嬉しい衝撃を受けました。

CAIO・安藤が語る「AIと共に、企業を芯から元気にする」

表彰式の締めくくりには、弊社取締役 CAIO(Chief AI Officer)の安藤より、リヴァンプが描くAI活用のビジョンが語られました。

【2030年、売上1兆円を目指す挑戦をAIで支える】
リヴァンプのミッションは「企業を芯から元気にする」こと。安藤は、今回のコンペを「単なる競技ではなく、今後共に社会を変えていくパートナーを見つけるための入り口」と位置づけ、その象徴的な事例として、グローバル展開を加速させるダイソー(大創産業)様の支援を紹介しました。

「ダイソーは2030年に売上1兆円という壮大な目標を掲げています。週に200点もの新商品が登場する圧倒的なスピード感の中で、AIによる商品説明文の自動生成や多言語翻訳、ライセンスチェックなどを実装し、その成長を技術で支えています。AIを駆使し、1兆円規模を目指している日本を代表する企業と伴走し、芯から元気にしていきたい。 それが私たちの挑戦です」

【現場で「動く」技術こそが社会を変える】
安藤は、最先端技術を「研究」で終わらせず、泥臭く「実務」に落とし込むことの重要性を強調しました。

AIは人の仕事を奪うものではなく、人間が本来注力すべき創造的な仕事に集中するための道具です。
技術を現実のビジネスに実装し、企業を進化させる。その面白さと社会的意義を、ぜひ皆さんと分かち合いたいと考えています」

垣根を越えたテックトークと「現場のリアル」

表彰式を終えた後の懇親会では、活発な交流が行われました。
あちこちで、今回のコンペの振り返りや「あの時1週間PCに食らいついても進まなかった……」といった苦労話を共有し合ったり、最近のコンペ事情について情報交換したりと、技術好き同士ならではの光景が広がっていました。
また、リヴァンプからはプロダクト開発に関わる新卒1年目の若手社員やシニアマネージャーも参加。
「AIを活用してどのようなプロダクトを開発しているのか」「業務のやりがいは?」といった学生からの素朴な疑問に対し、若手社員が自身の等身大の経験を語ったり、シニアマネージャーがキャリア観や業界の展望をじっくり伝えたりと、有意義な時間となりました。

AIと共に、企業を芯から元気にする

リヴァンプは、「企業を芯から元気にする」を企業理念とし、現場に入り込んだ経営支援を行っている会社です。
安藤が語ったように、AIは人間の仕事を奪うものではなく、共生することで人間がより本質的な意思決定や創造的な仕事に集中するための「パートナー」です。私たちはこの共生を、実務とテクノロジーの両面から実現していきます。
今後もリヴァンプは、このようなコンペティションを通じて、新しい挑戦を楽しめる皆さんと出会えることを楽しみにしています。

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