中村 正一

NAKAMURA MASAICHI

役職: SCM&ロジスティクスチーム プリンシパル
担当領域: デジタル&テクノロジー
出身企業: コンサル

プロフィール

1998年大手SIer入社。その後アクセンチュア、現デロイト トーマツ コンサルティングにてITコスト削減、ITグランドデザイン策定、基幹システムPMOなど、主にCIOアドバイザリーの領域で活動。
2011年にリヴァンプ入社後は大手雑貨メーカー、 飲食チェーン、ドラッグストアなど主に小売業におけるIT計画策定から導入と業務改革推進に従事。

経営目線のITとは?モヤモヤな日々

新卒でSIerへ入社後、エンジニアとしてキャリアをスタートし、前職ではITコスト削減や中期IT計画策定、PMOなど、いわゆるITコンサルティングの仕事をしていました。案件では「経営目線」の大事さが問われる一方、多くの案件が特定部門からのオーダーであるためその部署の個別最適に終わったり、またIT改善の落としどころとしてわかりやすいパッケージ導入を提案したりと、本当にこれが経営目線のITなのか、疑問に感じることが少なくない日々を過ごしていました。

答えを求めてリヴァンプへ

そんなある日、リヴァンプの社員から「リヴァンプでIT部隊を立ち上げるから一緒にやらないか」と話をいただきました。リヴァンプの企業再生事案に裏付けされた内製化支援というITへの向き合い方、また経営直下での案件の関わり方に共感しリヴァンプの門を叩きます。
立ち上げ当初は人もお金もなく、小規模な案件を複数抱え、自らが提案して設計し、プログラムを書いて導入しながら案件を回しつつ、社内では仲間を集め技術を培う時期が続きましたが、徐々に実績を積みあげ、大手企業のIT支援の真ん中を任されるまでになります。

構造改革を支えるITという1つの解

中堅メーカーとの出会いが転機となります。その会社ではシステムの老朽化に端を発するルールの形骸化、非効率な業務運営、データ整備不足に伴う雑な数字管理など、多くの構造的な問題が噴出し、案件の関与直後に赤字に陥ります。
ただ赤字がこれらの諸問題に経営層と共に向き合う契機となり、業務や商品の統廃合からルール決め、データ整備と活用検討、それらをシステムで固めることでの仕組み化を推し進め、結果的に単なるシステムの刷新に留まらず、全社の構造改革に寄与できたと考えています。
そしてこの経験からITへの投資余力・人材不足に難がある中小企業でこそITが構造改革の契機となり、再成長に向けた基盤になりえるものだと考えるに至っています。

業界の発展に貢献したい

リヴァンプはその出自から小売業への支援が中心となっています。ただ小売業がより発展していくためには商品を提供するメーカー・卸企業群とも連携したサプライチェーンの最適化が重要です。そしてそのメーカー・卸企業群にはまだまだ数多くのポテンシャルを秘めた中小企業が存在します。
コンサルタントとしてこれらの企業群に対して構造改革を推進できる人材を輩出し、また簡易により早く・安価にIT武装するためのクラウドサービスの開発・導入を行うなど、小売業各社とメーカー・卸企業群を繋ぐ取り組みにチーム全体で邁進し、業界全体への発展に貢献していきたいと考えています。