機械学習領域ベンチャー出身×リヴァンプ

機械学習領域ベンチャー出身×リヴァンプ

こんにちは、リヴァンプ採用チームです。弊社にキャリア入社した社員を、出身業種別に紹介するシリーズ。七人目は機械学習領域・ベンチャー出身のTomoyukiです。

プロフィール

役職:経営支援チーム シニア・アソシエイト
2020年新卒でITベンチャー企業に入社後、受託開発案件のPMや自社AIモデルの開発に従事。
2021年にリヴァンプに入社。リヴァンプでは、主に通販企業のマーケティングおよび経営企画の支援に従事。東京大学 大学院卒。

大学院までの6年間で礎を築いたITスキルを磨く日々。挫折体験がきっかけで新たな領域への挑戦を決意

Q.これまでの経歴を簡単にご説明いただいた上で現在の仕事内容を教えてください。

新卒で入った前職の話の前に、大学生の時のアルバイト経験の話からさせていただきます。大学・大学院の6年間は、大手予備校を運営する教育事業会社で講座の運営などに携わってきました。
この6年の間に業務でPythonを学び、業務効率化のシステムを組んだり、新規講座開講のためにチームメンバーや他部署の社員と連携し業務を推進・改革したりと、アルバイトながら一社員のような形で深く業務に携わらせていただきました。
前職では、IT系のベンチャー企業で主に受託システム開発のプロジェクトマネジメントであったり、自社のAIサービスの開発を行ったりしていました。
プロジェクトマネジメントといっても自らアプリケーションのコーディングからインフラ環境の構築まで行うなど、プレーヤーとして本当に様々な業務を行っていました。
現在リヴァンプでは、大手ヘルスケア/スキンケアメーカーのCRM戦略の策定や実行推進の支援を行っています。

Q.転職を決めた理由やきっかけを教えてください。

大学生の時から培ってきたIT領域のスキルを活かした上で、マーケティングやファイナンスのスキルを習得したいと思ったことが主な理由でした。
きっかけは、一つの悔しい経験からです。
社会人一年目の頃、趣味のワイン※1繋がりで意気投合したワインバーの店主とワインのECサイトを作ろうという話になりました(笑)。
これまでの経験からシステムを作り、業務を回すことに不安はなく、マーケティングは未経験だが勉強すればきっとできる、と甘く考えていたところがあったのですが、結局、補助金が通らない等の理由で予算を確保することができず、なす術なく企画自体が中止となってしまいました。
この経験から、事業を行う上ではITのスキルだけでなく、ファイナンスやマーケティング等も含めた総合的なスキルがないと形にならないと身をもって感じました。

※1 業務外でワインのテイスティングを趣味にし、日本ソムリエ協会(JSA)が主催する2022年の第6回ブラインドテイスティングコンテストで全国3位を受賞。

Q.ファイナンスやマーケティングの知識習得のために始めた転職活動の中で、最終的にリヴァンプへ入社を決めたのはどんなところからなのでしょうか。

どちらのスキルも獲得できるのはコンサルティング業界なのではないか、と漠然と考えながらコンサルティングファームを中心に転職活動をしていました。
大手の競合も受けていましたが、リヴァンプは率直に“本当になんでもできそう!”と思ったことが決め手になりました。
他社ファームは、すでに経験していたITスキルが必要とされる職種での選考が多かったのですが、IT以外の未経験の領域に挑戦したいという強い想いも尊重してくれたのはリヴァンプだけでした。
リヴァンプならこれまで培ってきた機械学習を始めとした広範なITスキルを活かしながら、未経験でもファイナンスやマーケティングのスキルを身に付けられるようなプロジェクトに関わることができるのではないかと、今の上司となっている面接官達と本音で話していく中で感じました。

Q.知識面などで入社当初苦労したことはありますか。どのように乗り越えていったのですか。

これまでお話ししてきたように、ファイナンスやマーケティングの基礎に乏しい中での入社であったため、日々の業務についていくのは本当に大変でした。今でも企業の課題解決のため日々新たな知識を吸収しています。
情報のインプットにおいては書籍などを参考にすることもありますが、リヴァンプの先輩に聞くと書籍からは到底得られないような現場レベルの回答が返ってくるので大変勉強になっています。常々、恵まれている環境であるなと感じています。

経営者目線で一つ一つの経営課題にスコープを広げながら幅広くかつ主体的に業務に向き合う

Q.これまでご経験されたことを今リヴァンプではどのように生かし、“企業を芯から元気に”させているのでしょうか。

CRM戦略策定の際は必ずデータをもとに議論しますが、顧客の購買データはかなり大きなデータになることもあるため、取り扱うだけでも相応の技術が必要になります。
私は今まで培ったプログラミング経験から、顧客のビッグデータを処理し顧客データの可視化をすることで課題を発見したり、KPIをモニタリングする帳票を作成したり、さらには機械学習を用いて高LTV化する顧客の行動パターンの特定を行なったりしていました。
帳票整備・データ分析によって、数値をもとにした投資アロケーションにおける正しい経営判断を行うことができたり、CRMにおける最適な施策設計が可能になったりと、これらの取り組みは全てクライアントの企業価値向上の一助になっています。

Q.これまでの経験ではできなかったが今リヴァンプでできていることはどんなことなのですか。

経営者目線で企業全体を俯瞰して業務に取り組むという経験は、リヴァンプだからこそできていることの一つかと思います。
アルバイトとして働いていた会社及び新卒で入社した会社では、特定領域のシステム開発や特定講座の運営統括など、企業における業務・事業の一部にしか携わってきませんでした。
リヴァンプでは、これまでのような現場の作業者目線という会社の一部しか見ていない取り組み方ではなく、経営者目線で業務を行っているので、一つ一つの経営課題にスコープを広げながら幅広くかつ主体的に業務に取り組めています。会社の業績に責任を持ちながら、企業価値向上のためにはどうしたらよいのかという俯瞰的な目線で業務に取り組んでいる点は、特に新鮮に感じました。

Q.Tomoyukiさんは、これまでインタビューしてきた方の中で一番出張に行かれている印象です。業務に深く入り込むリヴァンプのスタイル故なのでしょうか。

そうですね、業務に深く入り込むが故というところはありますね。正直こんなに出張に行くとは思ってもみませんでした!(笑)
外苑前オフィスに用事がなければ、月曜日から金曜日までクライアントのオフィスに常駐するようにしています。リモートがNGというルールは全くないですが、クライアントとの関係構築のために、あえて現地に足を運んで直接対話することを大切にしています。
認識の目線合わせ等を細かく行うなど、常に密なコミュニケーションがとりながら業務に深く入り込むことができています。
なるべく常駐し、クライアントの方が必要な時にすぐに対応できる体制にしておくことで、より信頼関係が築けるのではないかと考えています。
実際、他社コンサルも入っていますが、いずれも常駐という形は取っておらず、「リヴァンプさんはいつも常駐してくれて気軽に相談できて助かっています。」と言われることもあり、良い関係の中で業務に入り込めていると思っています。
案件に入った当初、まずクライアントの製品を誰よりも理解することから始めようと、毎日毎日製品を自分の生活の中に徹底的に取り込みました。そうしていくうちに、クライアント理解だけでなく、案件で関わる社員の方とも製品の話で会話が弾み、打ち解けることができました。

クライアント業務と投資事業の二刀流でスキルを高め続ける刺激的な日々

Q.リヴァンプのいいところはどのようなところだと思いますか。

本当に“何でもできる”というところに尽きると思います。実際、クライアント業務と並行して、投資事業にも深く関わりながら目標としていたファイナンスのスキルを高めることができています。
入社直後に先輩に「投資しないか」と誘われ、当時は興味本位で投資事業に関わり始めました。今まで経験したことのない企業価値算定などのファイナンスや契約周りのリーガル知識を深めることができたためさらに業務に没頭し、最終的に計3社※2の投資実行に携わりました。
大学・大学院での研究や前職で身につけたAI領域、大学院で専攻していた天文に関わる領域等、これまでの経験が活かせるような投資案件の話が来たら積極的に手を挙げて関わるようにしています。
また、リヴァンプは純投資にとどまらず、投資先企業と協業し経営支援を行うクライアント先に新たな価値提供できるよう、日々意見交換の場を持ち関係性を深めています。プロジェクトについて提案余地がないかの相談を始めとして、先端技術についての意見交換、さらにはナレッジのシェアによる両者のレベルの底上げなど、新たなシナジーを生むような取り組みを行っています。

※2 これまでの投資先企業はこちらよりご参照いただけます。

 

AIを経営支援に活用

Q.リヴァンプは今後AI領域に注力していくのでしょうか?

Stable DiffusionやChatGPTを始めとして、近年のAI領域の進歩は凄まじいです。
企業がAI技術の活用を余儀なくされている時勢ですが、AI人材はまだまだ足りず、さらにAIに精通した経営人材となるとマーケットにほとんど存在しておりません。このようなAI×経営人材は、今後ますます需要が高まっていくでしょう。

Q.リヴァンプと他のAIを専門としたコンサルティングファームとの違いはどんなところでしょうか?

AIに特化したコンサルも存在しますが、リヴァンプとの大きな違いは、事業理解に時間をかけるかどうかだと思っています。他社では、企業の経営課題のうち一部しか見ることができず、企業の経営課題の俯瞰や事業構造の細部までの理解ができないため、事業とマッチしないAIシステムが開発されることも少なくありません。
一方リヴァンプは、事業理解に時間をかけながら企業の経営課題にダイレクトに向き合うため、経営課題解決の一ツールとして最適なAI開発の選択を行うことが可能です。AI開発を先行させない経営課題解決等を目的とした企業目線のAI導入の取り組みは、他のAIコンサルには難しいと考えています。

今あるスキルをさらに磨きながらマーケティングスキルを強化し、多くの“興味・関心”の赴くままに自社投資も積極的に

Q.今後どのようなキャリアを築いていきたいですか。

目の前の業務に最優先で向き合い、今私がやるべきだと思うことを愚直に行っていきたいと思います。
実際、毎日新しい課題が見つかって新鮮な日々を送っており、ルーティン業務は一切なく、毎日刺激的で楽しく過ごしながらスキルを高めていけているなと感じています。
直近では、マーケティングのスキルをより強化していきたいと思っています。
今まではテクニカルな分析の支援を行っておりましたが、CRMを成功させる上ではファンダメンタルな分析も必要であるため、日々様々な文献や意見を取り入れています。
投資事業に関しては、ブロックチェーンやメタバースなどの最先端技術などの案件や、学生時代の専門から派生した宇宙開発案件、ワイン好きが高じて興味を持ったフードテックやアグリテックなどの案件にも携わりたいと思っています。

Q.最後に、機械学習領域のスキルをお持ちの方へのメッセージをお願いいたします。

機械学習を使ったモノづくりで終わらず、実際にどのように使われていて、どのように課題解決し、企業価値を向上させていくのかまで知りたいと思う方にとっては、リヴァンプはとてもよい環境だと思います。
システム開発等の一つの領域に留まらず、積極的に自らの領域を広げ業務を変革していきたいという意思がある方を、リヴァンプはいつでも歓迎しています。

リヴァンプでは、一緒に働く仲間を募集しています!詳細はこちらをご覧ください。