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こんにちは、リヴァンプ採用チームです。弊社にキャリア入社した社員を、出身業種別に紹介するシリーズ。六人目はシステムコンサルティング出身のYusukeです。

プロフィール

役職:BPRコンサルティングチーム シニア・アソシエイト
2018年システムコンサルティング会社に新卒入社後、大手電気機器メーカー、製薬会社へのアプリ導入に従事。2020年リヴァンプに入社後は、主に小売・食品卸業界へのシステム導入、業務改革に従事。上智大学卒。

「企業の中に入り込むコンサルティング」を実践するため、リヴァンプへ

Q.これまでの経歴と現在の仕事内容を教えてください。

新卒で専門領域に特化したシステムコンサルティング会社に入社し、大手電機メーカー、製薬メーカー、楽器メーカー等に経営管理のアプリケーションを導入する仕事をしてきました。リヴァンプではAWSやBIサービスを使ったデータ分析基盤構築案件に1年程取り組み、現在は大手食品スーパーの青果部門の発注業務改革とシステムの導入による仕組み化を担当しています。

Q.新卒の就職活動時からコンサルティングの道を志望していたのですか。

法学部出身なので法律に関わる道も考えていました。国際法模擬裁判の大会で、一位を取ったこともあるほど国際法の勉強にのめり込み、当時は弁護士や国際法学者になることも考えました。
しかし、自分が国際法模擬裁判で感じていた面白さは「法律それ自体」より「国家慣行や歴史の流れを鑑み、合理的に国家紛争を解決する思考のプロセス」だと改めて感じ、法律やアカデミックな分野だけにとどまらず、様々な状況を勘案して実務を執り行うビジネスの世界に魅力を感じ、就職活動を開始しました。
新卒就活開始当初は、金融資産・人的資本を投じ、自分の意志を直接ビジネスに反映できるのではないかと考え、総合商社と不動産デベロッパーに絞って活動していました。
最終的にコンサルティングの道に進んだのは、自分のキャラクター的に商社・不動産デベロッパーに合わないと感じたことと、自社事業ではないものの、事業会社よりも早い段階で色々なビジネスを経験し、また意思を反映できると感じたことからです。

Q.リヴァンプを選んだ理由を教えてください。

前身のファンドから始まり、コンサルだけでなく、自社で事業経営を行う両輪でビジネスを行っていた点に惹かれました。また現在の上司と面接をする中で一緒に働いてみたい、と思い入社を決めました。
前職に新卒入社したとき、クライアント企業の中枢に入り込めると思っていたのですが、実際は「企業の本質的な課題を解決すること」ではなく「(自社の)アプリケーションを導入すること」が目的になっており、もどかしさを感じていました。リヴァンプでなら、それが解消できそうだと思うことができたのです。

徹底した現場主義を貫き、クライアントに深く入り込むスタイルがリヴァンプらしさ

Q.これまでご経験されてきたことを今リヴァンプではどのように活かしていますか。

前職で培ったIT知識や現職で経験した「業務を構造的に整理していく力」だけでなく、リヴァンプに根付いている「企業を芯から元気にする」マインドセットが今の業務で特に生きていると感じます。
私はこれまで大手クライアントを担当することが多かったのですが、それぞれ日常的に行っている自部門のことは非常に精通している一方、部門を跨いで行うプロジェクトでは、経験や考え方の差から行き詰るケースも多々ありました。
リヴァンプでは、各部門のどこにも属さない客観的な立ち位置で業務×ITの知識で戦うだけでなく「事業に入り込み、改革を0~100までやり切る」当事者としてコミットしていることが、クライアントに評価されているのだと感じています。

Q.案件を通じてリヴァンプらしさが出ているなと感じるのはどんな時ですか。

システム・ソリューションありきではなく、現場を深く理解し「改革の実行」を成し遂げることを最重要視する点がリヴァンプらしさだと思います。
私は現在、大手食品スーパーの青果部門の業務×IT改革の一環として青果商品の発注システムの構築を行っています。
他のSIerやコンサルティングファームであれば、自社が導入を得意とする製品・ソリューションといった「How」の部分をきっかけにプロジェクトに取り組むことが多いと感じています。
結果、提案されるシステム・ソリューションと実態のクライアントの業務との間で大きな乖離が発生し、残念ながら業務の進化がシステムの制約で妨げられてしまったり、多額の資金を投じて提案された戦略が全く実行できなかったり、といったケースが多々存在してしまっています。
リヴァンプでは、業務・IT部門と共に小規模な業務改善を繰り返し、現場が何に困っており、その状況は「どのような歴史の元そうなっているのか」を徹底的に理解することから始めます。
現在のプロジェクトでいうと「あるべき発注数決定プロセス」の議論・店舗でのトライアルを実施した後、取扱商品の決定~原価や売価の決定プロセス、それを支えるITシステムの課題のヒアリングを約1年間行いました。
この過程では店舗・取引先と毎日のようにコミュニケーションをとっただけでなく、クライアントや業務理解のため、週一で市場に足繫く通い、仲卸の方々にヒアリングを重ねたことで、今ではDX界隈でも有数の青果知識を身に着けることができたと自負しています。

決まったやり方に縛られず、市場に対して本質な価値を提供し続ける

Q.今後どのようなキャリアプランを描きたいですか。

市場に対して本質的な価値を提供できる人間になりたいです。
現在私が携わる小売業は、特殊な製造技術や製造開発に多額の資金が必要、といった高い参入障壁が存在せず、ECをはじめとした新規プレイヤーや外部環境に常にさらされる変化の多い業界でもあります。
このようなVUCA(ブーカ)※1時代の中、日本の企業に求められるのは「理路整然とした論理に立脚する美しい提案」だけではなく「泥臭くとも実際に企業を変えていける力強さ」なのではないかと考えています。
これらを身に着け、コンサルタント市場環境で生き抜ける人材になるためには、クライアント企業へ当事者として入り込み、その成功体験を自身のトラックレコードとしていくことが最も重要であると考えています。
リヴァンプでは、業務×IT×マーケティング×ファイナンスといった、企業活動に必要なあらゆる経験の場・各領域での一流プレイヤーが揃っており、非常に刺激的な日々を過ごしております。

※1 VUCA(ブーカ):社会やビジネスにおいて未来予測が難しくなっている状況。Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguityの頭文字をとっている。

Q.Yusukeさんは現在シニア・アソシエイトですが、プロジェクトのリーダーとして普段どのように業務されているのですか?

プロジェクトリーダーとして、2.3人のアソシエイトを率いて業務を回しています。
マネジメントに近いことも担っている中、プレイヤーとして気を付けていることは、フレームワーク等決まったやり方に縛られず、しっかりと目の前の情報を解釈した上で届けるべき人にしっかりとアウトプットすることです。チームメンバーにも同じようなことを求めています。

Q.Yusukeさんは会社の研修でも必ず質問されている姿がとても印象的です…!(笑)

「どんな場であれ必ず一回は発言する」というルールをずっと自分に科しているからです(笑)
入社当時はなかなか発言できないことがありましたが、どこかでふと吹っ切れたタイミングがあり、与えられた環境は全部使うようにした方が得だなと思い、以来発言することを意識しています。
今参加している寺子屋※2では、今まで深く関わったことのないチームの案件事例を学ぶ機会があり興味を持って学ぶことができています。自分の業務に即活かせるものはないか?と常に考えながら学んでいます。

※2 寺子屋:様々なチームのリーダーがこれまでに成功した事例を紹介する任意の社内研修。毎年各チームより選出された若手社員が受講している。

Q.最後にSIerはじめ経験者の方へのメッセージをお願いいたします。

リヴァンプの仕事においては、ロジカルシンキングと最後までやり切る力が非常に重要です。
ロジカルシンキングは因果関係を適切に理解する「シーケンシャル」な思考と、物事を網羅的に理解する「MECE」な思考で構成されます。プログラムの開発では「シーケンシャル」な思考を、網羅的にテストケースを作成する時は「MECE」な思考が鍛えられると思っています。
また、SIerの方はシステムを最後まで作りぬく過程で「やり切る」ことの大変さと価値を十分に理解されていると思います。
リヴァンプでは、これらの力をシステムやソリューションの制約に捉われず、いかんなく発揮できると思います。
システム導入・コンサルティングにとどまらない幅広い経験を積むことができると思うので、ぜひリヴァンプの門戸をたたいてみてください!

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